オフィスを神楽坂に移転しました(その後、2023年港区南青山に移転)

(*下記の記事の後、2023年1月、港区南青山に移転しました)

2016年9月10日にソラリス・スペースは新宿区神楽坂に移転しました。

前オフィスがオリンピックまでにホテルに建て替えるということになり、入居していた全ての会社が立ち退くことになりました。4月にビルの半分をしめていたオーナーの印刷会社が廃業し、社員が通ってこなくなり、7月頃から入居の会社が1社ずつ抜けていくと、ビルがゴーストタウン化していきました。人が集わなくなった場所というのは寂しいものだと思いました。引越し前に立ち入った、最上階にあった印刷会社の社員食堂の壁に「会社は社員で繁栄する、社員は仕事で育つ」の紙が残っており、過ぎた時間に思いを馳せました。

オフィス探しでは発見がありました。前オフィスのすぐ近くに半分以上のフロアが空いているビルを見つけました。駅から近く南向き、裏が神田川に面し、ロケーションは最高、しかも神田では少ない新耐震基準。しかし条件をきくと保証金が6ヶ月、立ち退き予告が6ヶ月前という条件でした。また、どうみても新耐震には見えない外観と手入れされていないビルの入り口。。。うーん。ビルの条件は最近は保証金3ヶ月、立ち退き予告が3ヶ月前くらいが一般的ですから条件が現代とはだいぶずれているように感じました。不動産屋さんに聞くとオーナーがお金に困っておらず、バブル期の栄光を忘れられず絶対に条件をゆるめないのだそうです。一年以上空いているようです。ビルに空室があるというのはセキュリティ的にリスクが高い気がします。ビル表示プレートで空いたフロアが半分以上というのも良い印象ではないし、これでは今入っているテナントさんも出て行ってしまうのではないかと心配になりました。もうひとつ、お手洗いが和式というビルもありました。そこだけ変えたら借り手がつくのではないかと思うのですが不確定なものにお金を出したくないというオーナーさんのようで、ずっと空いているそうです。借り手側から見たらビルオーナーに、こういうことが望まれていますよと言いたくなりました。間に不動産屋さんが入っているのでアドバイスしていると思いますが、不動産屋さんも商売なので率直に言えない場合もあるかもしれません。借り手が希望をきちんと説明したらオーナーの中には理解して、すぐ対応するよという方もいそうに思うのですが残念です。

さて、神楽坂のオフィスの話。

神楽坂はいつも賑やかです。ビルの一階が大家さん=家族経営の不動産屋さんです。出社するとき、外出から戻った時、帰る時、顔が合えば挨拶したり立ち話したり、これがアットホームで嬉しいです。これまで神田須田町ではランチの店が少なく人気の店は混んで大変だったのですが、今や、たとえ毎日行っても余るくらいたくさんのお店があります。ランチ天国です!仕事関係の方や知人も寄ってくれることも多くなりました。

神楽坂は商店街が中心になって、たくさんの仕掛けをしていて街としての広報がとても上手だと思います。今後神楽坂の話題も書いていきたいと思います。