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日本でもオリンピック跡地の話を聞きますが、今年3月に大人気のうちに閉幕したドバイEXPO2020の跡地はどんなふうに使われるのでしょう。注目が集まる中、その跡地が、Expo City Dubai(エキスポシティ・ドバイ)として2022年10月1日にオープン*することの詳細が発表されました。
「持続可能で、テクノロジーを駆使した、人間中心の未来都市」をテーマにオープンする同市は、ドバイEXPO2020の施設を継承すると同時に、ドバイ2040都市マスタープランの一部として、ドバイが前進し続ける象徴になる見込みとのこと。
オープニング、クロージングのセレモニーや多数のイベントが行われ、EXPOのシンボルだった「アル・ワスル・ドーム」、天空の庭園展望台、シュールリアルの3つの施設は継続し手残り、モビリティ・パビリオン「Alif」とサステナビリティ・パビリオン「Terra」は、インタラクティブな教育体験として存続する予定とのこと。没入型の展示やユニークなコンテンツと共に、学習、楽しみ、発見、革新の精神は継続され、学ぶことに意欲的な若者に新しい知識のチャンネルを提供し、科学、技術、工学、芸術、数学(STEAM)、そして文化への興味を高めます。
EXPO期間中、グローバルサミット、カンファレンス、コンサートの会場として活躍したDubai Exhibition Centre (DEC)は、今後も様々なカンファレンスやスポーツイベントの会場として活用されます。その他、ドバイEXPO2020期間中に来場者を魅了したパフォーマンス、グルメショッピングなどのエンターテインメント施設は、場所も含め、今後も地元や地域のイベントに活用されます。
また、ハイテクを駆使した先進的な空間と、ウェルネス、ホスピタリティ、エンターテイメントとの融合施設により、フォーチュン500にランクインするような大企業、中小企業、スタートアップ、政府、学界が協力する場所を目指します。多くの企業が関心を示し、DPワールドやシーメンスをはじめ、新興企業や中小企業もすでにExpo City Dubaiを新拠点とする契約を結んでいます。
Expo City Dubaiはスマート・シティとして、下記の具体策をかかげています。
- 5G対応ネットワーク:5G対応ネットワークが完全に網羅される世界最大の都市
- スマートメーター:スマートメーターとセンサーで、電力、照明、水、空調システムのエネルギー消費量と効率を監視
- サステナブルな建築物:123棟のLEED認定ビルが、最高レベルの持続可能な設計、建設、運用を象徴
- 健康・ウェルネス: 地域初のWELL認定コミュニティとなり、建築環境が健康と福祉にプラスの影響を与えることを実証
3つのメインエントランスへのアクセスはドバイマリーナから車で約20分、メトロのルート2020はExpo City Dubaiに直結しています。
今年末に、チャンス・パビリオンは「Expo 2020 Dubai Museum」となり、EXPOの歴史とその影響に焦点を当てた展示が行われます。また、次のようなパビリオンもオープンも予定されています。
- 鷹をモチーフにしたUAEパビリオン
- サウジアラビア王国パビリオン
- 世界の女性変革者を紹介するウーマンズ・パビリオン
- シェイク・モハメド・ビン・ラーシド・アル・マクトゥーム殿下の人生とビジョンに敬意を表したビジョン・パビリオン
様々なパビリオンに入場できる「アトラクションズ・パス」の詳細は近日発表予定とのことです。
詳しい情報はこちら<Expo City Dubai(エキスポシティ・ドバイ)公式ホームページ>にございます。