今年のGW(2025年)の頃、ドバイが認定自閉症観光地(TM)になったという知らせがドバイ経済観光庁より届きました。
ということは、関係する方達が視察等にいってくださるなんてこともあるかも、と思って関連協会等にリリースをお送りしたりしていたところ、ドバイの旅行会社さんがすでに視察ツアーを組み、日本からのツアーがまもなく出発するという情報を得ました。せっかく関係者の方が渡航されるなら、とドバイ側に話し、この認定を取得するプロジェクトを推進した担当者とお会いいただき、情報交換していただく場を設定するお手伝いをさせていただきました。
この視察ツアーに自閉症を持つお子さんと参加した川上さんという女性がいらっしゃいました。この方にお話をお聞きしたいなあと思っていたところ、お話を聞かせていただく機会に恵まれました。
先月、フリーランスライターの古屋江美子さんが川上さんにインタビューされ記事が、お子さんを持つ保護者さん向けの子育てサイト「HugKum」(小学館)で公開になりました。これがとてもジーンとする内容なんです。ドバイが誇らしくなりました。ドバイの観光の仕事に関わる者として多くの方に読んでいただきたいなと思います。
ドバイが旅行先として良い!と言いたいわけではなく、寛容って大事だなと思ったわけです。それでこんなことももたらすことができるんだなと。自閉症の方たちはいろんなことに敏感だとききますのでまわりの人がどう感じているかというのも人一倍感じるのではないでしょうか。
もちろん寛容であることには不都合が生じる場面もあるわけなんです。日本のように細かいことまで行き届かないこともあります。ドバイの人と付き合って思うのは、彼らのルーツは砂漠の民で、厳しい気候の中で明日どうなるかわからないとう中で生きてきたので、思った通りに物事が進まないということが普通だと思っているのかもしれないなということ。日本は比較的穏やかな気候の中でいろんなことにじっくり取り組むゆとりがあって、思ったように物を作ったり物事を進めることができたのではないかということ。(私見です)中東に暮らす日本の方が書いた本に現地で、パーティなどで飾りつける薄い紙を折って作る花作りを教えたが多くの人が完成させるのが難しかったいう記述がありました。折り紙も海外の人は苦手の人が多いようですね。長い時間かけて育った何かがあって、一人一人違うのでしょうね。話がそれました。動画もいいけど、やっぱり旅をしていろいろ経験したいです。為替、どうにかならないものでしょうか、本当に。