海外渡航と帰国についての情報〜体験者情報入り(8月10日現在)

 

夏休み、シルバーウィークとお休みが続きます。

日本国内で新型コロナウイルスの記録的な感染拡大が続いていますが、今年こそ!とすでに夏や秋の海外旅行を計画されて変更したくないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。旅行に備え、出入国時や訪問先での行動に関わる制限は出発前にあらためて確認されるとよいですね。今年に入って海外渡航を経験した複数の関係者にも話を聞きながら、ご参考までに以下をまとめました。

注:2022年8月10日時点の情報をもとにしております。最新情報や詳細については政府の公式サイトにてご確認ください。

 

何らかの方法で日本からの渡航者や日本人に対して入国制限や行動制限措置をとっている国は現在150ヵ国/地域にのぼります。「ヨーロッパは規制が撤廃された」「アジアは規制が厳しい」といった情報が独り歩きしている様子も見受けられますが、それらの地域内でも国によって規制内容や入国申請方法はそれぞれ異なります。内容によっては出国前に手続きや準備が必要な場合もありますし、各国が国内の状況を踏まえて規定内容を変更して場合もあります。随分前に確認をしていたため、出発数日前になって内容が変更になっていたことを知り慌てたという話も聞きます。出国予定が近づいてきたら再度確認されることをお勧めします。

外務省ホームページ

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

 

日本に帰国する際にも十分な注意が必要です。渡航先での出国前検査(出国前72時間以内に受ける検査)が、ワクチン接種有無にかかわらず全員必須です。

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

 

検査の陰性証明書が有効とみなされるには必須項目が網羅されている必要があります。

不安な場合は、参考用紙を医療機関に渡して記入してもらうのが確実です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

 

事前に空港検疫で実施している手続の一部を、アプリ(MySOS)を通じて、WEB上で日本入国前に済ませることができる「ファストトラック」を活用されると、空港での手間と時間が省けたと聞きます。出国前検査の陰性証明書やお持ちの方はワクチン接種証明書を登録されておくとよいでしょう。

ファストトラック

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

 

一方、その他の検疫措置(到着時の検査および待機)の規制は緩和が進んでおり、現在102ヵ国からの帰国者に対しては有効なワクチン証明書の有無を問わず「無し」、97ヵ国が有効なワクチン証明書ありで「無し」となっております。

ご自身の滞在予定国のケースを確認するには、入国者健康確認センターのHPがおすすめです。滞在国により適用される検疫措置内容が簡単に検索できるようになっているので便利です。

https://www.hco.mhlw.go.jp/

 

外国人に対する入国規規制は継続されています。今年の6月10日より、添乗員付きパッケージツアー参加者は受入れとなっておりますが、外国人の個人旅行者は引き続き受け入れ対象外となっています。日本に遊びにきたいご友人との再会までにはもうしばらく辛抱が必要そうです。

https://www.mlit.go.jp/kankocho/page03_000076.html

 

また、国際結婚をされていて配偶者が外国人である場合は、在留カードをお忘れなく。また、二重国籍を持つ未成年のお子さんも注意です。海外のパスポートで飛行機を予約し、日本のパスポートを持っていなかった為に、日本人の親と一緒であったものの空港で止められた話も聞きました。日本のパスポートを所持するのが難しい場合は戸籍謄本を持っておくと確実なようです。

 

以上簡単ですがお伝えします。以前に比べると海外渡航と帰国には準備に時間がかかるので面倒に思いますが、その分、より一層渡航先では楽しめるかもしれませんね。どうぞお気をつけてお出かけください。