10月のドバイ取材アテンド

メディア取材のアテンドに行ってきました。

中東情勢を考えると、取材旅行というタイミングなのか、と考えもしましたが、現地では、その影響をほとんど感じることはありませんでした。

今回の取材テーマはドバイの食シーンでした。ドバイ国際空港は貨物輸送の面でも世界のハブ空港の一つなので、世界中から取り寄せた食材で調理できるというのもドバイのレストランの売りでもあるのですが、一方、サステナブルな取り組みをしているレストランも増えているそうです。地元の生産者を応援する、CO2を出さない輸送ルートを使った食材を選ぶなどの考え方で、砂漠の畑や水耕栽培施設で作られた野菜、砂漠から採集してきた植物、アラビア湾で採れた魚類などを使うシェフがいました。また、Food Wasteに取り組む姿勢も真剣でした。

取材記事がアップされましたらまたお知らせします。

ドバイの9割は現地人(エミラティ)以外で、200の国籍の人がいると言われています。インドやフィリピンやシリアや南アフリカ、他、会う人会う人違う国の人たちで、本当に多国籍だなと思いました。また、特にインド、パキスタン、バングラデシュなど出身のタクシードライバーは、口を揃えて、「ドバイは仕事もある。何より、自分の国より安全に暮らしていける」と話していました。家族と年に1回しか会えなくてもお金を送金できて安全であるということが大きいということです。

今回、未来博物館という50年後の未来に関する技術やアイデアを展示する博物館に行きました。*写真の楕円の建物です。この模様に見える文字はアラビア語で、光が入る窓として文字がくり抜かれています。私が驚いたのは、植物を環境に合わせて進化を促すというアイデアです。例えば、山火事が多くなっている環境に合わせ、植物に水分を含み燃えにくい性質や、再生が速い性質を持たせることで山火事に対応できるようにしようといった考えがビデオで紹介されていました。*写真緑色のもの

ドバイはギネス記録の施設をたくさん建てたら、観光客がやってきてくれるのではないかという、普通考えないようなアイデアを実践し、実際世界から多くの観光客を集めています。様々な分野で普通の人では考えつかないことを考えていて、面白いことがたくさんあります。中東、お金持ち、といったイメージが先行するドバイですがそのイメージで捉えられてしまうのは勿体ないなと思います。